こんなことも知らないの?

2. こんな事も知らないの?
「西東京市の財政規模は? 知っている人は手を上げて」 先生からの最初の質問。 勿論、分かりません! 次に「西東京市の財政は健全ですか?」  何となく「いいえ」かな・・・・。 国が大赤字なので、地方も苦しいに違いない。 西東京市には有力企業は少ないし・・・・。
というような認識では、「ダメ駄目ダメ!」だそうだ。 財政規模が分からなくて、財政が苦しいとか、ピンチ等とは言えぬはず、との事。 確かに!   先生は偉い!

3. 決算カードは強い味方!
日本は先進国の中で中央集権が最も強い国。優秀な中央官僚が地方を管理するために作り上げたのが決算カード。全都道府県、市町村の財務状況が、一枚の決算カードに凝縮され、公開されている。 世界に誇れる仕組みだ。 だが、使いこなせる人がいない。
夕張市の財政破綻では、一番驚いたのは夕張市会議員のはず。監査役も同様だろう。 少し勉強していたらもっと早く破綻が見抜けたはずなのに・・・・。   と、先生は嘆く!
この破綻で更に多くの情報が公開されるようになったが、未だに財政分析ができる議員は少ない。ジャーナリストも同様だ。間違いばかり書いている。
理解しているはずの財政課には市民センスがない。広報紙に財政予算や決算状況が大きく掲載されているが、事実を列挙してあるのみ。真実ではない。 財政課はキチンと読まれることを恐れているのでないか。本当は、経年変化や類似地方自治体との比較が重要なのだが・・・。
現状では、だれも読まないし、理解できる人は殆どいない。   と、先生は長嘆息!