家庭菜園に去年のこぼれ種からゴーヤが自然発芽してたが、ミニトマトも発芽した。 前から、何か芽が出ていると気になっていたが、良く見たらミニトマトだった。 ジャガイモも、収穫し残したイモから毎年芽が出てくるが、種からとは珍しい。雑草並みだ!
我が家庭菜園は、不耕起栽培を採用している(えばることはない。無精者には最適なだけ)。 不耕起栽培とは、折角調和している土の中の微生物・バクテリアのバランスを崩さないという考え方。豊かな山野は、木や草の根や虫や微生物が耕している。土を掘り返しているのは人間だけ。不自然なことは止めましょう、ということらしい。
とにかく土を耕さないのが原則だが、土が豊かになるように、天然有機肥料は時々鋤きこむ。畝を作り黒マルティングして地温を高める工夫をしている。今年の冬は、畝の間に、ススキの枯れ茎を大量に敷いた。どうもこのススキの枯れ茎が良い越冬地になったようだ。昨年大量に生ったゴーヤやミニトマトが、自然落下したが、この春の陽気で発芽したとみえる。ゴーヤもミニトマトも、別途苗を購入したり育苗しているが、狭い家庭菜園では植える場所がなくなった。 嬉しい悲鳴。
この不耕起栽培と自然農法の違い今ひとつ分かり難い。 耕さないという点では、両者は同じ。自然農法は更に徹底していて、まるで荒地のような感じだ。とても菜園のようには見えない。 自然農法の特徴は、種の地産地消? 大量生産・大量消費に合わせて品種改良された特殊な種を使わず、その地で自然淘汰されてきた野菜の種を使用するもの。
となると、我が家庭菜園のこぼれ種から発芽した野菜も自然農法に近い姿かもしれない。 但し、特殊な種からの子どもなので、親と同じ性質が出ない恐れがある。 やはり、サカタのタネから育てた苗を植えるのが無難か?