セーフティーネット構築と個人情報保護のバランスは?

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民生委員になった時に言われた注意を思い出した。
担当地区の住居を訪問する際に、玄関で「民生委員です」と名乗るのは避けた方が良い。 民生委員が訪問するのは、生活に困っているとか虐待がある時と、近所が思っているかもしれないからだ。訪問先に迷惑が掛かるので、「市役所から頼まれて来ました」と言った方が良い。
確かに、近所に隠しておきたい事もあるだろう。 誰の世話にもなりたくない、放っておいてくれ、という心境も分かる。 だが、本当に放っておいても良いの?
これは、民生委員だけではない。社会福祉協議会の相談員や生活支援員も似たような状況かもしれない。

このブログでは、人物が特定できるような表現は避けている。西東京市在住だが住所不詳、年齢不詳、性別不詳のAさんが、地域社会の支援を求めている。そのAさんを支える大勢の人や組織・団体がチームとしてネットワークを作って、西東京市のセーフティーネットとして頑張っている、という情報発信が狙いだ。(できているか・・・?)
一般論でない事を示すため、許されると思われる事実は記述している。ブログを見ている人は具体的なAさんを特定できないだろう。しかし、もしAさんが見れば、自分の事だと気付くかもしれない。例え、抽象化した表現であっても。 ・・・・という指摘があった。
確かにその通り。民生委員の場合は、地域が特定されるので、例え抽象化しても例示的な表現は不可能となろう。ご相談の秘密は守られます!が大前提。
ということで、登録生活支援員に関する過去のブログの表現を一般論的に変更した。(民生委員に関するブログは元々一般論しか記述していない)

これから、地域社会での支えあいや見守りが進んでくると思われるが、対象と思える人やその予備軍に関する情報共有の方法が難しい。かといって情報共有しなければ・・・。
この地区は天気がよい、と書いてもブログにはならない。バランスをどうすれば良いのだろうか。

カテゴリー: 地域福祉 その他, 民生委員, 登録生活支援員 パーマリンク