地域社会は女性で支えられている。 やはりそうだった、と再認識。
それにしても、22名の生の声は迫力ある。率直に話した人は偉い。
聞き書きという形式で纏めた人も偉い。息遣いを感じさせる筆力に感服。
22名は女傑。かもしれないが、特殊な例でないだろう。
背後に、より多くの隠れた女傑の存在を感じる。
保谷・田無の社会福祉の黎明期から現在まで、女性が産み育てた命の流れがよく分かる。
地域福祉の原点は子ども。子どもを媒体とした母親の力。ネットワークの力。
(「ふれまち」が小学校区単位で組織されている理由がよくわかる。子どものいない家庭は、地域に入り込めないという理由も。少子高齢化社会ではPTAの位置付けはどうなっているのでしょうか、少し気になる)
その女傑の活躍を支えたのは夫であり男性。男性は、陰の存在ですネ・・・、地域社会では。
(ご近所に素晴らしい男性の民生委員も複数おりますが・・・・)
タカさんも、60歳過ぎから地域社会へデビューしたが、周りは殆ど女性でビックリでした。
子ども日本語教室も、民生委員も、趣味のサークルも、老人会も、ボランティア活動も。
この聞き書き集(副題「いのちと知恵をつなぎ暮らしから社会を変えた女たち」)の存在は、西東京市市民協働推進センター「ゆめこらぼ」の運営委員会でたまたま聞いたもの。西東京市の男女平等社会の実現を応援するNPO「生活企画ジェフリー」が発行。確かに、地域福祉への参画は、男女平等ではない。女性だけでなく男性もこの冊子を読みましょう。
西東京市市役所の協働コミュニティ課他で12月15日から無料配布中です。