正式には、「社会貢献型後見人基礎講習修了者のためのフォローアップ研修受講(未受任者向け)」を受講。 この基礎講習は、東京都後見人等候補者養成事業として東京都社会福祉協議会が受託しているもの。 過去(H17~H21)の基礎コース研修終了者でまだ後見人になっていない人を対象としてフォローアップ研修が行われたもの。 出席者は150名程度?と盛況。 西東京市から3名受講。この3名は基礎コース終了後、4月から西東京市社会福祉協議会の登録生活支援員として実習中の身。他の研修修了者の活躍状況には関心がある。
「社会貢献型後見人の活動報告」では、江戸川区社協の実際の取組みと先輩後見人の経験談が生々しく語られ、その真摯な態度に感激すると共に、自分にできるかが不安にもなった。
「成年後見人就任!さあどうする?」では、専門職後見人の具体的事例による詳細説明がすこぶる有益であった。
「社会貢献型後見人の現状報告」では、講習修了者の実際の活躍状況が最大の関心事であった。結論は、全研修終了者250名で後見人に選任されたのは52名(2割のみ)と少々寂しい感じ。しかし、後見人申立実績は、全国も東京も延びており、区市町村長申立も大きく伸長。また、東京都では、後見人の担い手は、半数が専門職後見人と、家族の絆が薄れていることを示しており、市民後見に対するニーズが高いそうだ。
東京都の後見人等候補者養成事業も順調で、従来、一部の区市に偏っていた活動が、東京都全体に広がり、今年度の研修生も昨年よりは更に増えそう。
西東京市社協での実習は来年3月末まで。今回出席の3名が後見人として選任されることを大いに期待したい。