最近の若い人は体も精神も弱い! 昔の人は強い! との説明に思わず「若いって何歳ぐらいですか?」 その答えが ・・・・・・→ 何と60から70歳! 絶句しましたね・・・。
そう言えば、誠明園曙荘(青梅市)は、視覚障害者のための養護老人ホーム(定員100名)。65歳以上の元気な人が対象であった。 となると確かに60~70歳台は若い方です。(民生委員の定年は75歳なので、若いと言われると何やら不思議な気持ちだ)
この盲養護老人ホームは、全国に48ヶ所。誠明園曙荘は東京で唯一の施設。家庭環境や経済的事情により、市区町村役場の措置で入所する人が対象。全室トイレ付個室で随所に視覚障害者のための工夫がされており、感心させられた。
最近入所する人は、糖尿病による中途失明の方が多く、精神的な面で弱さがあり、食事制限を守ることができなく、入所時は歩くことができたのに、一年後には車椅子の生活になり、退所する人が多いそうだ。(要介護になると退所して、特養に行かなければならない)
それに引き換え、80歳以上は、若い頃から視覚障害がある人が多く、盲の世界に慣れていることもあり、自立心が強く、超元気な方が多いそうだ。 入居者が2極化しているのが特徴。どの施設でも自立心の強い人は長生きする傾向があるようだ。
施設経営の問題、自己負担の問題、措置しぶりの問題など、生々しい話を聞くことができた(ここでは公表し難いので省略)
この施設で働いている人は相談員5名、介護職員20名弱。就労希望者が少ないのが悩み。確かに視覚障害者のケアは如何にも大変そうで尻込みするのは理解できる。が、実際は明るく清潔で、一旦就労すると離職率は低いそうだ。
もう一つの悩みは盲養護老人ホームのPR。これほど素晴らしい施設だが、視覚障害者へのPR方法は限られる。視覚障害者同士のネットワークやラジオ番組などが主体。インターネットでも、音声による情報発信などの工夫がされているそうだが、効果の程は・・・?
現在、西東京市の住民は入居していないが、PR不足が一因かもしれない。市内の朗読ボランティアグループとの連携などが有効と思われる。(実施済みかもしれないが・・)
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